フランス・リールRIゾーン研究会随想(続)

          RI理事 南 園 義 一
 前回、フランス・リールで開催されたゾーン
研究会の感想を送りましたが、この度、ロータ
リー研究会の詳報が届きましたので、続報をお
届けします。
 この研究会の全出席者は約400名、その内、パ
ストガバナー171名、現RI理事・ガバナー57名、
インカミングガバナー77名、配偶者231名、その
他となって居ります。
 国別に多い順から挙げて見ますと、フランス
142名、イタリー86名、ドイツ46名、オランダ38
名、ベルギー35名、トルコ22名、オーストリア
13名、ポルトガル13名、スイス16名、ロシア6名、
イギリス6名、その他、ヨーロッパ・アフリカ各
国に亘って2〜3名ずつ、多岐に亘っています。
 従って、このロータリー研究会は、欧州、ア
フリカの広範囲のロータリー指導者の集まりで
あることが分かります。
 使われた言語は英語、フランス語、ドイツ語、
イタリア語の同時通訳でしたが、EU等の統合
による活動の統一性から見ても、実に仲良く、
スムーズな運営がなされていました。
 そして、前回にも書きましたように、今、ヨ
ーロッパ、アフリカのロータリーは発展期にあり、
年間10%に近い会員増強率を示しており、その
根底にあるのはロータリーの本質を一人一人の
ロータリアンがしっかりと理解していることで、
特に、この考えを東ヨーロッパからロシアへ広
めようと努力して居ます。
 ロシアはその人口から見ても、将来の増強の
可能性は多く、RIもこの度の理事会でロシア
の地区を再編成し、強力にロータリーの発展を
求めています。
 そして、この度の研究会の参加の際、日本に
青少年交換留学したフランスの学生さんが面会
に来てくれ、家内ともども、いろいろ日本の思
い出を話しました。
 又、日本から来ている2人の青少年交換学生さ
んにも会い、皆、一生懸命に頑張っている姿を
見て、ロータリーの教育活動の素晴らしさを実
感した旅でした。