バーミンガム国際大会に参加して(2)

           南 園 義 一
…(前号より続く)…
 ロータリー国際大会は6月21日(日)に開会本会
議が行われました。
 最初に、韓国舞踊グループや「TheLittle Angels」
と言う子供達のコーラスがありましたが、RI会
長出身国の韓国から大勢の人が出演され、素晴
らしく華麗な演技で、皆感銘を深くしました。
 開会時の田中作次大会委員長の歓迎挨拶に引
続いて、李東建RI会長の講演と家族紹介があり
ました。大会開会の前夜も当日も、歴代RI会長
年度の懇親会やRIトレーニング・リーダーの同
期会、財団メジャードナー・レセプション等が
あり、毎夜、多くのパーティーに顔を出すのが
大変でした。
 6月22日(月)は「国連の水対策」のプログラム
や「政府と国際組織間の協力が地域社会と住民
に与える影響」に就いて、ユニセフの担当官や
英国国際開発局長官の講演があり、午後は各種
の分科会が行われました。
 6月23日(火)は主としてロータリー財団関係の
講演やパネルがありましたが、午後の分科会で「危
機下の児童:水と衛生」と言うテーマのもとに
日本の東京恵比寿クラブの会員の企画した「水
資源プロジェクト」に関する発表があり、多く
の分科会参加者の共感を得て、賛同の発言が相
次ぎました。日本のロータリー活動の存在が示
されたものと思います。
 ロータリーの国際大会では、毎回全ての総会
に出席して大変感銘を受けますが、大会中に50
回程開催される分科会にも出席されますと、ロ
ータリーの奉仕活動に関して大変理解が進むと
思います。私は、RI長期計画委員会の分科会「ロ
ータリーに於ける長期計画の重要性;地元で、
地域で、世界で」や「未来の夢に関する最新情報」
等多くの分科会に渡辺直前理事と一緒に出席し
ましたが、「ロータリーの現状と未来のプログ
ラム」を理解するのに大変役に立ちます。開会
式に少し顔を出して、後は観光と言うスケジュ
ールでは、ロータリーを理解するのは一寸無理
だと思います。
 6月24日(水)の閉会本会議では英国独特のマグ
パイプや吹奏楽チームの演奏が行われ、恒例の「蛍
の光」の全員合唱で閉会の幕を閉じました。
 私と妻の節子は、国際大会に1997年から十数回、
毎年参加させてもらっていますが、その度に、
数多くの感動があり、そして思い出も生まれます。
年毎に国際的な友達も増え、友情も増大するこ
とは大きな収穫です。
 来年の国際大会は、カナダのモントリオール
で開催されますが、是非、皆様と御一緒に参加し、
ロータリーの国際大会の感激を味わいたいと思
います。