筆談ホステス斉藤理恵の愛の言葉

         
      原 晴一郎
 
先日、テレビを見ていたら、筆談ホステス斉藤
理恵さんを取り上げた放送をしていました。
 青森出身で病気の後遺症で1歳10ヶ月で聴力
を完全に失い、接客業の楽しさに目覚め水商売の
道に進み、約2年前から銀座のホステスとして活
躍。前著の「筆談ホステス」は10万部突破のベ
ストセラーになっています。
 接客業は言葉が話せないとお客さんとのコミュ
ニケーションが取れないと思うんですが、言葉が
話せないという事は接客業にとっては致命傷と思
われるのですが、彼女は筆談を武器に銀座のホス
テスになり、ナンバーワンになったのです。
 私は、そのテレビを見てすぐあくる日、本屋へ
直行し「筆談ホステス67の愛の言葉」を購入し
ました。少し中身をのぞいてみますと、「隣に誰
かがいるだけで、“憂い”は“優しさ”に変わり
ます」。わかりますね。憂いを持っている人には、
そばに人が(にんべん)いてあげることが、何よ
りの優しさです。「難題の無い人生は“無難”な
人生。難題の有る人生は“有難い”人生」言葉を
良くかみしめて見て下さいよ。
 乗って来たので。もう少し披露しましょう。「“涙”
を止めればまた笑顔に“戻”れます。“泣くのを
止めれば”立ち“上がって前に進めます」。涙と
泣くの2つの文字のさんずいの部分を取り除けば
良いのです。
 最後にとっておきの言葉を披露しましょう。「失
うことで人は大きくなる」、任された大きなプロ
ジェクトを些細なミスによってフイにしてしまっ
たというのです。そんな男性のために”失う“と
いう文字を筆談ホステス流に分解して勇気づけさ
せてあげた一例です。よく見て下さいよ、失うと
いう言葉には”人“と”大“という文字が隠れて
いますね。
 まあ〜なんと意味深い言葉ですね。「ものが言
えない、しゃべれない」マイナスの要因をプラス
に変え、筆談ホステスとして接客業を楽しんでい
るそうです。
 私もマイナス(不景気)要因をプラスに変え、
前向きに進もうと思っております。因に、彼女の
著書のシリーズ累計は37万部を突破したそうで
す。
 印税がすごいですね、正にマイナス要因がプラ
スになりました。