G 3 I Mに よせて

     RI 第2710 地区 グループ3
       ガバナー補佐 渋 谷  正

 いよいよ2 月1 日開催のインターシティミー
ティングが近づいてまいりました。防府RC の
メンバーの皆様には大変お世話になります。
 私は講演をいただく廣畑富雄先生のお話を、
広島で行われた2710 地区研修協議会でお聞きし
まして、すごく感動しました。私は、恥ずかし
ながら、ロータリーに入会しまして27 年になり
ますが、ロータリーの創始者でありますポール
ハリス氏が、米国ヴァーモンド州のウォリング
フォードで育った事を詳しく知りませんでした。
 又、ポールは戦前日本に立ち寄りました時、
多くの質問の中で、なぜロータリーを始めたの
ですか、という質問に「淋しかったから」と答
えたそうです。
 彼はシカゴで弁護士を開業しますが、親類や
友人から遠く離れ、非常に淋しい思いをしたそ
うです。1905 年に最初のロータリーが結成され
ますが、友情は大事にされたそうです。だから
ロータリーの基本に友情があります。
 又、一つには寛容の精神があります。宗教的
にも、政治的にも寛容で紛争や戦争がなく、皆
が平和に暮らせることがロータリーの願いです。
 そして今ひとつは職業分類です。およそ役に
立たない職業はなく、職業を通じて地域社会や人々
の為になる職業奉仕こそロータリーの使命です。
だから、今日本に必要なのはロータリーの心です。
ロータリーの精神はロータリーの目的にあるよ
うに、倫理を大事にする事です。
 元RI 会長シェルドン氏は、ロータリーの基本
にサーヴィスをおきました。サーヴィスは、日
本の奉仕よりはるかに概念が広く、人の為にな
る行為全体を指しています。人の為に役に立つ
にはモラルが高くなければなりません。サーヴ
ィスの精神は、より良き社会を造るとともに本
人の幸せに通じます。
 職業奉仕はヴォケーショナルサーヴィスとい
われています。ビジネスの成功に不可欠です。
 耳の痛い文章があります。政治家は何かする
時に法律で許容されるかが判断材料で、倫理的
道徳的見地でいえば正しくないこともあるのでは、
元RI 会長ラクタル氏(タイ)の言です。外務大臣
下院議長を勤められた有力者です。
 マチづくり、人づくり、職場づくり 愛 が
必要です。廣畑先生の講演を楽しみにして下さい。