ロ−タリ‐米山記念奨学会と多地区合同奉仕活動

          国際ロ−タリ−理事 南園 義一

 昨年、防府ロ−タリ‐クラブに、米山記念奨学会活動を
ロ−タリ−多地区合同奉仕活動として承認する様、要請が
ありましたが、これは、一昨年11月の国際ロ−タリ−理事
会に於いて、正式に日本の米山記念奨学会の活動をロ−タ
リ‐章典第16.010節及び第16.050節に従い、多地区合同奉
仕活動として承認し、多地区合同活動の指針を満たす為に
RI事務総長と協調の上、活動をする様に決定した為です。

 皆様御承知のように、多地区合同活動は関係地区の各ガ
バナーが先ず賛成した上で、それぞれの地区のクラブの3
分の2の承認があって初めて活動出来るものです。
 日本の34地区の諒解を得て、更に2330余のクラブ承認が
得られれば、晴れてロ−タリ−の多地区合同奉仕活動とし
て活動が出来る事になります。

 米山記念奨学会は、1952年(昭和27年)米山梅吉氏を記
念して、東京ロ−タリークラブが提唱して発足したもので
すが、以来、東南アジア地域を対象とする奨学事業として
発展を続け、1967年に財団法人になり、1998年から全世界
の国や地域の奨学生を対象として、量、質共に日本が世界
に誇る画期的な奨学金制度として発展しています。

 国際ロ−タリ−も「奨学生活動を通じてロ−タリ‐の理
想である世界理解と平和に貢献されている財団法人ロ−タ
リ‐米山記念奨学会を賞賛する」としています。
 国際ロ−タリ−には国際親善奨学生制度や世界平和フェ
ロ−シップ・プログラムがありますが、共に、日本の米山
記念奨学生制度と協調しながら、それぞれの特徴を発揮し
て、更なる成果が期待できるよう、皆様の御理解と協力を
御願い致します。