コペンハ−ゲン国際大会(1)

国際ロ−タリ−直前理事 南園 義一

2005年〜06年度の国際大会はカ−ル・ウイルヘルム・
ステンハマ−RI会長の主催のもとに、2006年6月10日から
14日の間、美しいスエ−デンのマルメと素晴らしいデン
マ−クのコペンハ−ゲンで開催されました。
昨年は、2005年6月、シカゴで国際ロ−タリ−100周年を
祝いましたが、今年は新世紀のロ−タリ−活動を期待して
活気ある国際大会でした。
私は、合計11回の国際大会参加で、国際ロ−タリ−理事
としては2回目の参加でした。国際大会の前、理事会は
スエ−デン第2の都市で、ヨ−テボリと言う街で開催されま
した。 
ヨ−テボリはステンハマ−RI会長の生れた街で、会場に
なったthe Gothia Towers Hotelから15分ぐらいの所で
育ったのだとステンハマ−RI会長は言っていました。
理事会は6月4日に始まり、9日に終わりましたが、
the Gothia Towers Hotelと言う総ガラス張りの高層ビルの
ホテルで行われ私は理事会プログラム委員長を務め、理事会
議案審議をしました。
最終日の6月9日には私達2年理事と新理事の交代式あり、
厳粛な中にも和気藹々とした理事引継ぎ式が行われ、
私は、第3ゾ−ン選出の渡辺好政氏と交代しました。
理事会の合間を縫って、6月8日にはヨ−テボリから少し
離れた島にある古い歴史のある伝統的な要塞を訪れました。
ヨ−テボリを出港して近代的な港を離れるとスエ−デン
らしい自然に満ちた美しい島々が点在し、船はその間を
縫うようにして進み、北欧の美しい景色を満喫しました。
約2〜3時間航行すると、船は島の岩山の上に聳える
要塞に就きました。要塞はバイキングの歴史にもある
ように、頑強な岩で作られ、凸凹で荒削りの石の道を
上がるとやっと城の門が見えてきました。
城門の入り口では、古風な鼓笛隊と護衛の兵隊が
制服を着て、鼓笛を鳴らしながら歓迎してくれました。
要塞の高台の部屋で食事をしましたが、美しい古城
から、青い海に散在する緑の島を眺めながら、皆でワインで
乾杯した思い出は一生忘れないでしょう。
理事会を終えて、6月10日にヨ−テボリから国際大会会場の
あるコペンハ−ゲンまで移動しました。
移動と言っても、緑豊かな酪農地帯の広がるスエーデンから
デンマ−クまで、途中、マルメの近代的な大橋を通って、
コペンハ−ゲンまで約3時間ほど旅行したと言っても良い
でしょう。あたり一面緑の広い畑に黄色い蓮華の花が咲き
乱れて、草を食べている羊の群れも多く、自然に溢れた
素朴な景色が延々と続き、素晴らしい風景でした。
コペンハ−ヘンはデンマ−クの首都ですが、古い赤煉瓦の
家が多く、綺麗に整備された街並みは御伽の国に来たような
錯覚を覚えました。
会場になったベラ・センタ−は近代的な広大な会場で、
最初は広すぎて迷子になりそうな感じがしましたが、
次第に慣れると分かり易い会場でした。友愛の家も広く、
会場はノ−ベル・プラザ、ステンハマ−ブルバ−ド、
ポ−ル・ハリス・アべニュ−等と名付けられ、
本会議場も広く綺麗で、分科会討論の部屋も一箇所に
纏められ、機能的な配置になっていました。