第31回インターアクト地区大会参加報告書

             防府商業高等学校
             善 本  芳 奈 衣
 
 8月の4日、5日にかけて徳山にて第31回インターアク
ト地区大会がありました。今年のテーマは「Be ambitious!
…今。そして、これから。自分の可能性を信じよう。…」
というもの。インターアクターが一堂に、厳粛な心持ち
でそのテーマを掲げることになりました。
 開会式が終り、講師の初代回天記念館館長 高松 工
様の講演を聞きました。戦争経験者の講師の方のお話は、
とても心に響きました。一時間では語りつくされないで
あろう苦労や悲しみがお話の裏にあったように思います。
 旅客船に乗って実際に回天記念館へと赴き、その巨大
な魚雷などを拝見することが出来ました。記念館の中に
は戦争で殉職なさった方々の遺書や、家族へ宛てた手紙
等が展示されており、戦争の物悲しさなどが切々と伝わ
ってきました。
 ホテルへとチェックインを済ませた私たちは、生徒交
歓会に参加しました。食事をしつつ徳山工業高等学校
門学校の生徒の方々が企画したゲーム等をし、他校の生
徒との交流を深めることが出来ました。それらの体験を
共有することにより、共同作業等の難しさや、楽しさを
学ぶことが出来たように思います。
 翌朝、ぐっすりと眠った私たちは、前日知り合いとな
った生徒達と共にグループワーキングをすることになり
ました。それぞれのグループが大判用紙に 自分のした
いこと 等を書いた付箋を貼り、私のグループは「欲深
なじぶん」という題名を付けました。『欲深』いう言葉
に、マイナスな想像が浮かびやすいかと思いますが、私
たちはそういった自分達の 気持ち を大切にしたいと
言う考えで、その題名を付けました。手軽に出来たけれ
ど、自分たちの思いがよく表れていた様に思います。
このグループワーキングは、よく考えられた素晴らしい
企画だったと思います。
 各高校のインターアクト部の活動報告を聞き、様々な
地域、人々への貢献方法を知ることが出来ました。そし
て、自分も更にインターアクターとしての誇りをもって
部活動に取り組みたいと思いました。
 閉会式では開会式の緊張感とは違い、“別れ への重
さが漂っていましたが、閉会式終了とともに、「お疲れ
様でした。また会えたら良いですね。」と笑顔で別れる
事ができ、とても嬉しかったです。「またインターアク
トの活動で、共に過ごす時間が持てると良いな」と思い
ました。
 今回の地区大会で学んだことは、「戦争の重さ」と「他
校との交流の大切さ」です。私たちには戦争の悲しみを
後世へと伝えなければならない責任があり、どこの国よ
りも武力へ抗う気持ちを持った国民でなければならない
と思います。
 そして『平和』を次の世代へと受け渡さなければなら
ないと考えました。
 他校との交流の中で、インターアクトの活動内容を把
握し仲を深めることが、良き活動、より良き社会へと繋
がることになると思いました。
 私の活動の意味というものを省みることが出来たため、
今回の地区大会へ参加したことの意義をよく感じました。
この地区大会へ参加できたことは自分にとってとても大
きなものになったと思います。