ロータリー財団の未来の夢計画

     
        元・RI理事
         南 園 義 一
 
11月はロータリー財団月間です。ロータリー
財団の活動は、主に教育的プログラムと人道的
プログラムで、地域社会や国際社会のニーズに
応えて成果を挙げていますが、財団管理委員会
は激変する現代社会の変化に適応するために財
団プログラムや管理運営を大幅に見直し、これ
からの10年を目標に、力強く、高く評価される
財団作りを目指して努力しています。
 具体的には、財団に未来の夢委員会を設置し、
新しい目標、使命、優先事項を定めました。
 具体的なロータリー財団の使命は「ロータリ
アンが健康状態を改善し、教育への支援を高め、
貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、
平和を達成できるようにすることである」とし、
また、財団プログラムが「簡潔であること」、「コ
スト効果の高いこと」、「ロ―タリアンによる
大幅な関与があること」、「持続可能な結果を
生み出すこと」、「使命と一貫したものである
こと」を提唱し、ロータリー財団が創始100周年
を迎える2017年ごろまでに、新しいプログラム
補助金タイプが完全に活動出来るようにする
予定です。
 完全始動になれば、補助金タイプは「新地区
補助金」とグローバル補助金の2種類に分けられ、
WFとDDFの割合も変わってきます。
 ロータリー財団では、ここ数年の間に、世界
中から最高100までの試験的地区を選出し、研修
の上、認定します。これには地区内クラブ3分の
2の同意を得た上、地区が試験的地区を申請しな
ければなりません。新構造の完全導入は2013〜
14年頃になる予定です。
 最大の目的は「財団の使命に沿った成果を出
すこと」、「財団プログラムと管理運営を簡素
化すること」、「地元レベルで "自分たち財団"
と言う自覚を高める」ことです。
 クラブの皆さんの理解とこれからの活動をよ
ろしくお願い致します。