私のふるさと

         渋 谷   正
 
 ロータリークラブの週報に寄稿するように、
週報担当の中司さんから依頼がありました。八
つのテーマから何かとのことでした。私は、ふ
るさとについて書くことにしました。

 本日は12月2日の例会で次年度役員、理事
の承認を得る事ができました。大変うれしいこ
とです。感謝申し上げます。
 承認後にひとこと、と言われまして、私はこ
んな経済情勢ですから、足元を再チェックする
いい機会かもしれないと申し上げました。
 資本主義の世界で、道徳や倫理が失われて、
何でもありというのでは、とんでもない社会に
なります。産地偽装とか、色々な問題がありま
した。私達ロータリアンにとって、職業奉仕は
基本であると思います。
 次に、私は自分が生まれ、育ったふるさと防
府が持っている、文化、伝統、歴史を生かした、
個性ある街になって欲しいと願っています。
 今まではややもすると企業を呼んできて、街
をつくるという事が言われてきたと思います。
それはそれとして、大切なことかもわかりません。
しかし、経済状況が悪くなってきた今、少し目
を足元の宝物に向けるのも一考ではないかと思
います。先ほど申し上げました、文化、伝統、
歴史。今までは、あまり振り向かれなかった観
光行政と文化、伝統、歴史をうまくマッチング
して、街を使っていく。価値はあると思ってい
ます。
 天満宮の馬場に、観光拠点開発として、まち
の駅ができます。内環状線も、牟礼上木部まで
続くでしょう。ホテルも出来、宿泊も増えてく
るでしょう。
 今とても不景気な時です。首をすくめて、ひ
たすら嵐が過ぎるのを待つ。
 行財政改革で、ひたすら節約ではなく、こん
なときこそ、攻めに転ずる時だと思っています。
何もしなかったら答えはでません。努力をする、
個性的な街にする。
 いつまでも情熱を失わない。還暦過ぎた男の
夢……観光地のルート化!!。