第4期 R L I -2710分科会研修パート?に出席して

                     
           中 司 達 美

 ある日、幹事から広島で開催される研修会に
参加しないか?と電話が入った。その日は、「う
めてらすで行われる梅まつりの初日で、開会セ
レモニーに出席することになっているので行け
ません」と返事をした。にもかかわらず、一段
と大きな声で「とりあえず登録だけしちょくか
ら」と、一方通行の会話がそこで終了した。後
に、梅まつりでは開会のセレモニーは行わない
ことに決まり、ロマンスグレーの薬屋さんと広
島に行くことになった。
 何となく行くことになった研修会だったが、
地区内から100名近いメンバーが参加されてい
て、三回ある中の一回目の研修会だと分かっ
た。午前中に二時限、昼食のあと四時限と、六
つの分科会が用意してあり、内容は?リーダー
シップと目的 ?クラブを超えたロータリー 
?会員組織と会員維持 ?ロータリー財団 ?
米山奨学生事業 ?ロータリーの効果的な奉仕
プロジェクト で、私にはハードルが高いよう
に感じた。
 六つの分科会では、ディスカッション・リー
ダーから問いかけがあり、私たち受講者が、自
分達のクラブについて、また自分のロータリー
クラブに対する考えなどを述べる形式だ。ディ
スカッション・リーダーの進め方やテーマにも
左右されるようだが、意見が活発に交わされる
こともあり、最後にアドバイザー役のパストガ
バナーがまとめられる。
 それぞれの分科会での研修は有意義だったと
感じたが、ロータリー財団の分科会は会話に入
ることができなくてつらかった。昼食後で眠か
ったこともあるが、議題が身近に感じられなか
ったことが大きいと思う。以前IMで、防府南RC
が行った「マッチングラント」の報告を聞いた
ことが思い出されたこと、メンバーが寄付をさ
れて表彰されていること、その位しか知らない
からだ。ポリオ撲滅やポリオプラスは耳にする
が、財団のお金がどの様に使われているのか?ど
のような成果があったのか?など、遠い外国のこ
とで身近ではないからだと思った。今言われて
いる7for1等の震災支援も、ロータリー財団の人
道的補助金の対象事業だと聞き、知らないとこ
ろで財団の事業に接していることもあるよう
で、少しずつではあるが、身近な存在になって
いるように感じた。
 次回は6月にあるようだが、幹事からの電話に
は出ないようにしようと思った。