一年間、ありがとうございました

                     
          会長 井 藤 憲 彰

 先ずもって、防府ロータリーの会員の皆様、
一年間のご協力に対してお礼申し上げます。
 創立55周年という記念すべき年に会長を引受
けるに少なからぬ躊躇はありましたが、それも
天命と思い引き受けました。勿論、簡単に過ごせ
る55代会長になるとは思いませんでしたが、想
像以上に気持ちの上では大変な日々でした。
 さて、私は年度の重点目標として、いくつかあ
げました。そのすべてが満足いくものであった
かどうかは、私一人が判断するものではないと
思います。
 私は本年度のテーマとして「未来へ、一歩ず
つ」としました。それは若い世代の皆さんに大
きな夢を持って欲しい、早々と夢を放棄しないで
欲しいとの思いからでした。
 重点目標の中の「大震災の被災地へ、被災者
へ何が出来るかを考え、実行する」「3RC合同の
プロジェクトを実践する」という項目は、第
2710地区グループ3の7for1というプロジェクト
南相馬市の幼児の皆さんに線量計も持っても
らうという事業を推進し、実行することで少し
は貢献できたのではないかと思っています。結
果としてですが、防府ロータリークラブ単独で
何かをするより大きな結実を得たことは確信で
きます。
 また「創立55周年記念事業を意義あるものと
して実行する」という目標に関しては、会員皆
様の協力のもと3講演会が開催され、どれも多く
の方々に聴講いただきました。
 我喜屋 優先生と岡村 定矩先生の講演は多
くの中、高校生に参加してもらい、新世代奉仕の
プログラムの一つとして数えることが出来たと
信じています。
 また、畠山 重篤先生の講演と岩手県一関市
室根町矢越山で行われた、「森は海の恋人植樹
祭」に7人のメンバーが参加したことは、創立55
周年の記念事業の最後の事業というに留まらず、
被災地の有り様を目の当たりにしたということ
で今後の支援のあり方にも方向付けるものとな
るような気がします。
 この一年間、創立55周年記念の年であるとい
うことに、かまけ過ぎたきらいがあったことは
否めませんし、反省する点は多々ありました。
そして会員一人一人の思いを必ずしも、汲むこ
とが出来なかったこと申し訳なく思っていま
す。
 この一年間、各委員会、創立55周年の各委員
会、会員各位の前向きな努力に感謝いたしま
す。
 一年間、ありがとうございました。