大きく変わるロータリー財団補助金

        ロータリー財団担当理事
           倉 員 謙 作

 皆さんこんにちは。ロータリー財団担当理事
の倉員です。今年度ロータリー財団は大きく分
けて
 1.財団活動の理解をすすめる活動。
 2.新補助制度の理解&体制づくりを行う、とい
う活動を進めてまいります。
 まず「財団の理解は財団の友から始めよ」と
いうことわざ通り、ロータリー財団をよく知ら
ないという方を集中的に誘って、財団の友にな
ってもらいます。数値目標は掲げていません
が、例年通り3名くらいを脇委員長の強力なリー
ダーシップで達成したいものです。合言葉は
「聖域なき勧誘」。転勤で別のロータリークラ
ブに移る運命の方にも行く先々で防府RCのロー
タリー財団委員会を思い出していただけるよ
う、ぜひ財団の友になっていただきたいと思っ
ています。
 さらに新補助金制度については、ご案内の通
り制度が大きく変わろうとしています。来年度
(2013〜2014年度)から導入されますが、今年度
10月頃には補助金申請が始まるわけですから、
もう始まっております。現在担当理事として研
修会に参加して制度の理解に努めているところ
ですが、まだまだ流動的な点や未決定な点など
があり予断を許しません。
 補助金は新地区補助金とグローバル補助金
に分かれますが、私なりに理解している制度変
更の主旨は、
?クラブが立案しプロジェクトを推進する、
?小さなクラブでも大きな事業を可能にする、
?グローバルな視点で海外クラブとのマッチン
 グを活発にする、という感じです。加えて地
域のニーズに合ったものを行うために、財団本
部より地区へクラブ支援の主体が移ることにな
ります。
 新補助金はプロジェクトの手続きが細かく決
められ、資金管理の手順や管理体制、管理方法
なども厳密になっています。重要な点は、他の
クラブ(海外も含めて)との共同事業になる場
合、それぞれのクラブできちんと事務処理、報
告書が提出されて初めて補助金が下りることに
なります。つまり自クラブはきちんと行って
も、相手クラブやどこかで事務が滞ったりする
と最終的に補助がなくなる可能性もあります。
 また事業は補助がなくなっても継続的である
ことが義務付けられていることから複数年度に
またがる事業が想定されます。そうなると立案
するクラブ側としても複数年度の会長、および
理事メンバー等の合意が必要だと思います。あ
たらしい財団補助金は大きな事業展開ができる
反面、クラブ側に強い意志と確固たる覚悟を求
めるものだなと感じております。
 まだまだ体制が整いませんが、いつの日か防府
RCでもグローバル補助金を活用して地球の裏側へ
誰かが行くことになる日が来るのでしょうか。