2006年PETS・講演要旨

国際ロ−リ−理事 南園 義一

緒言
新年度のクラブ会長並びに地区指導者の皆さんに
お祝いと激励の言葉を、  2002年度、新世紀への期待は何?

 ロ−タリークラブ、1人1人の自覚と責任にある。
活躍を期待したい。(PETSの意義)“クラブの活性化”

● クラブ会長時代の思い出――――(熱意と努力が必要)
  1991年〜92年、白木パスト・ガバナーの時, 長門市にてPETS。
  会長はラジェンドラ・サブ−(インド)自分を超えた目を(Look
  Beyond Yourself )

● 偉大なクラブ会長とは 大海を航海する船の船長と同じである。
  船の形や規模も、乗組員の数も異なるが、目指す北極星は、
  皆同じ四大奉仕である。 
  船長の経験と努力と熱意と決断力と指導力がないと船は方向を
  失い、何処へ行くか分からない。
 
 ※ オット・ビスマルクの言「偉大な人物の三つの資質とは、
   計画に於ける寛大さ、実行に於ける人間味、成功における
   謙虚さである」


● 国際協議会、(国際ロ−タリ−の新年度指導者研修)
  1、アナハイムからサンジェゴへ!国際親善の夜のパ−ティ、松健サンバ
 
  2、ビル・ボイド新年度会長は、国際協議会の冒頭の挨拶の中で、
    1959〜1960年RI会長ハロルド・ト−マスの書いた
    “ロ−タリ‐・モザイクの話から始めた。
   
  3、ハロルド・ト−マス元会長は、新年度のビル・ボイド会長と
    ともにニュ−ジランドの出身、ビル・ボイド新会長は2人目である。
     オーストラリアからはクレム・レヌフ(1978〜79)、ロイス・
    アビ‐(1988〜1989)、グレン・キンロス(1997〜98)の三人。

  4、ロ−タリ−モザイクにはロ−タリ‐の情報、知識が豊富に盛られて、
    ロ−タリ−創始の頃から1960年頃までのロ−タリ−の歴史を年代毎に
    区切って詳細に書かれており、ロ−タリ−の方針やプログラムの考え方、
    そしてその歴史的な生成発展の様子が良く理解できる本である。

  5、「ロ−タリ‐はその創設の始めから、その関心は人と人の関係に在り、    
    人間の良心と、人々の心の中にある幸せと平和への意欲にある」
   
    「狼は群れの力であり、群れは狼の力である。個人でもなく、全体でも
    なく、尽きる事のないチ−ムワ−クである。群れにはリーダーが必要
    である」
   
  6、ビル・ボイド新会長は国際協議会での演説の冒頭で、ハロルド・
    ト−マスの“ロ−タリ‐モザイク”の話をし、中でも原則(理念)、
    目的と方法、目的とプロシージュアの尊重を強調した。
     これには、私も全く同感で、即ち、活動を行うには、原則的な
    理念(超我の奉仕)、目的(四大綱領)、そして、現代社会に
    合った多彩な方法があるという事である。(多様性と個性)

 7、 そして、グレン・エステス前会長やカ−ル・ステンハマ−
    現会長の趣旨引き続き、ロ−タリ−活動の継続と協力を
    強調された。

  8、 それは、保健、貧困、識字率、水等への戦いを継続 
    する事であり、保健、教育、環境、平和へのロ−タリ‐
    活動の目標を変えないで皆で協力して行こうという事を
    意味する。 特に“家族”を加える。

  9、本年度のRI会長テーマ“率先しよう Lead the way”
     の意味するもの。
    「バッチの4本の方向が示すもの」 特に、“the way のthe”


● 国際ロ−タリ−の将来計画 
 1、(2010年頃を目標)2,002年ごろから委員会を作り、検討を重ねてきた。
   
 2、世界的なロ−タリ−の活動と指導力を推進する事。
   
 3、国際ロ−タリ−の目的の1つは、基本的に、ロ−タリ‐の
   綱領を推進するクラブや地区の活動を推進する事(2004年
   規程審議会・制定案04−215、“基本単位はクラブであり
   ロ−タリアンである”。
   
 3、多様性の尊重、 本質的なロ−タリ−の理想、会員構成、会員増強

 4、 国際ロ−タリ−や財団の組織やプログラムを簡素化し、
   機能的な組織に作り変えること。
   
 5、全組織内の教育、情報伝達、広報システムを確立する事。
    (ロ−タリアン必携、財団セミナ−ハンドブック、
     クラブ活性化の條件等を読む)

 6、ポリオの撲滅は目的達成まで継続する事。
   目的が達成できたら、全世界のロ−タリクラブやロ−タリ
   アン全員が参加できるような、世界の二−ズにあった
   新しいグロバルナプログラムを始めよう!
   策定のマニュアルや基準作りが進んでいる。
 

 ● クラブを活性化しよう!(DLPからCLPへ)

   「 原点(理念)、目的(四大綱領)、方法(現代的に多様に) 」
   「 活動の具体的目標は、人権尊重、保健、教育、環境、平和 」

  1、クラブの実態を見直す。
    2、年次目標を設定する。
    3、長期計画を立てる。
    4、クラブの活動を活発にする。
    5、クラブ員全員が活動に参加するようにする。
    6、定期的且つ一貫した研修・教育システムを継続する。
    7、年度から年度への指導力の継続を図る。

 ● クラブリーダ−シップ・プランの利点
   (各クラブに持ち帰って、皆で、具体的に検討を!)

   
  1、クラブの現状、将来について、全ての会員に意見を
    述べる機会が与えられる。
   
  2、クラブの運営を簡素化、機能化できる。
   
  3、管理運営と親睦奉仕の区別をはっきりさせる。
   
  4、クラブ、及び地区の指導者が育つ。
   
  5、会員保持、大会防止に役立つ。
   
  6、多くの会員の参加によって親睦、協力、目標を達成できる。

  7、クラブ委員会構成はクラブの独自性と個性を尊重する。

  終わりに、新年度の岩森茂ガバナ−はじめ、第2710地区の
  指導者の活動を祈る。