この一年を振り返って

          野 口 貞 夫
 
 当ロータリークラブに入ってから1年経過しました。
 会長以下皆さんのご指導を頂きながら何とか前進
できたように思います。
 これまでの会社生活とは決別し社会への恩返しに
意を注ごうと意識しての入会で、取り上げたのは
防府の自然環境の保全、特に里山・竹林の保全共生
のテーマでした。
 これら身近な自然の荒廃は人々の心まで荒廃させて
しまう事につながります。
 里山・竹林は殆どが私有地であり、みだりに一般の
人は入り得ませんし、また地主の高齢化により手入れも
ままならぬ状態にあり、このままでは里山も竹林も
死んでしまうと感じたからです。
 昨年は防府の現状の認識から勉強を始め、この春は
実作業の手始めとして佐野放光にある旧山陽道野峠への
入口の竹林の整備に汗を流しました。
 実施に入るまで場所の設定・所有者との交渉・地元への
協力依頼・他団体への作業応援依頼・作業手順検討など色々
手を尽くし当日を迎えました。快晴です。
 かねてからの計画通り我々ロータリー会長以下20人弱・
竹林ボランティア防府13人・RCC・県農林事務所・近隣
ボランティア・地元の方など総勢45人ほどが朝9時半過ぎ
から15時近くまで作業、一人の怪我もなく無事完了しました。
 今秋にはこの作業の続きとして範囲を広げて整備する
こと、また春の作業準備中に浮かび上がった佐野峠から
岩淵側への旧山陽道の整備・復旧も視野に入れて動きたい
と思考しています。
 先ほど述べた春の作業にはロータリーとは無関係の
人達が沢山集まって協力してくれました。
 こういったエネルギーが市内にフツフツと湧き出し
実際に動きとなってくれば防府も一層住み易いやる気の
漲ったいい街になってくるだろうと心から期待しています。
 これがこのテーマを取り上げた一番大本の大目的なです。