CLPとクラブ奉仕活動(その1)

        RI理事(2004−2006) 
       RI 長期計画委員会委員 
            南 園 義 一

※ はじめに
 新世紀へのロ−タリ−の発展と地区やクラ
ブの活性化を願って1996年度からDLPが開始さ
れ、更に引き続いて、2004年11月にはRI理事
会で正式にCLPが承認され、現在、各クラブに
推奨されています。
 皆様、御承知のように、DLPは、地区にガバ
ナ−を補佐するガバナ−補佐制度を導入して、
クラブ活動を支援、強化し、又、それに伴っ
て地区やクラブの指導者を育成する為に設け
られたものですが、現在、地区の制度として
次第に定着し、成果を上げているように思わ
れます。
 この度のCLPの導入は、直接、クラブ活動の
活性化を期待するもので、地区との関連でDLP
とCLPは延長線上にあり、一体となって、機能
的に効果を発揮することが望まれています。
※ CLPの目的
1、新世紀におけるロ−タリ−・クラブ活動
 の活性化と発展を期待する。
2、クラブ会員の全員参加で、地域社会や国
 際社会のニ−ズに応えるプロジェクトを実
 施し、ロ−タリ−の理想に叶う成果を挙げる。
3、クラブの発展を期するために、クラブの
 管理運営を効率良く簡素化し、ク会員基盤
 の維持、拡大を図るよう、最善の努力をする。
4、「世界で良いことをしよう」をモット−と
 して活動しているロ−タリ−財団を理解し、
 活動を推進する。
5、ロ−タリ−の迅速・正確な情報伝達を行い、
 効果的な研修・教育システムを確立して、
 会員及び将来の指導者を育てる。

※ CLPの基本的心構え
1、最初に、クラブのオ−ナ−・シップ(自
  主性)を会員全員で自覚し、クラブ活動の
  主体は自分達自身であることを認識する。
2、そして、自分達のクラブの歴史と活動内容
  を振り返り、棚卸しをしてクラブの個性と活
  動の特徴をしっかりと把握し、理解し合う。
3、CLPでは、草の根レベルの活動が肝要。地
  域に密着した着実な活動や国際社会で必要
  とする活動をバランス良く進める。
4、多様性の認識を持つこと。ロ−タリ−の
  最大の特徴である文化や信条、言語等を超
  越した国際的な多様性を理解し、又、活動
  の方法も現代社会に適応した方法を各種多
  様に実施する。
5、出来るだけ全員参加を心がけ、クラブ会員
  の協同参加意識(連携、親睦、交流)を高め、
  何よりも熱意を持って、積極的に行動する。
6、活動は、固定概念に捉われず、柔軟に応
  用できる最善の方法を考え、確実に実践する。

             (以下次号へ続く)