CLPとクラブ奉仕活動(その3)

         RI理事(2004−2006) 
         RI長期計画委員会委員 
               南 園 義 一

※ おわりに
 ロータリーは、新世紀に向けて、活動のあらゆる面
で転換期にあると考えられます。私達は、現実の社会
の変化を素直に受け止めて、現実に柔軟に適応した、
活力あるクラブ作りを進めて行かねばなりません。
 地区内の各クラブが、夫々、楽しくて魅力あるクラ
ブ活動を展開される事を期待したいと思います。
◆ 参考資料
※ 国際ロ−タリ−の使命
 国際ロータリーの使命は、加盟クラブによるロータ
リーの綱領遂行を支援する事にある。以下、4項目。(ロ
ータリー章典26.010)(2007年2月)
※ ロータリーの綱領(Object of Rotary)
 ロータリーの綱領は、有益な事業の基礎として奉
仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に、次の各項
を鼓吹・育成する事である。
第1、奉仕の機会として知り合いを広める事。
第2、事業及び専門職務の道徳的水準を高める事。
あらゆる有用な業務は尊重さるべきであるとい
う認識を深める事。そしてロータリアン各自が
業務を通じて社会に奉仕するために、その業務
を品位あらしめること。
第3、ロータリアン全てがその個人生活、事業生活、
及び社会生活に常に奉仕の理想を適応する事。
第4、奉仕によって結ばれた、事業と専門職務に携
わる人の世界的親交によって国際間の理解と親
善と平和を推進する事、
(RI定款第4条、標準ロータリー・クラブ定款第4条)
 1935年から、現在の4ケ条から成るロータリー綱
領になったが、1951年、米国アトランティク市で開
催された国際大会で、国際ロータリー綱領「Objects
of Rotary」を「Object of Rotary」に改正され
た。
 ロータリーの綱領中の4項目の解説は、等しく大
きな意味を持つこと、また、同時に行動を起こすべ
きである事にRI理事会の意見が一致した。
(ロータリー章典26.020)、(1996年11月RI理事会、
1998年6月理事会)(ロータリーの四大奉仕は奉仕
活動の交差点である)
 
※ 標準ロ−タリ−・クラブ定款・第5条(2007年4
月、規定審議会)
 ロータリーの四大奉仕部門は、ロータリー・クラ
ブ業務の哲学的及び実践的基準である。
1、奉仕の第一部門であるクラブ奉仕は、本クラブ
の機能を充実させる為に、クラブ内での会員が取
るべき行動である。
2、奉仕の第二部門である職業奉仕は、事業及び専
門職務の道徳的水準を高め、あらゆる有用な業務
は尊重されるべきであるという認識を深め、あら
ゆる職業に携わるなかで奉仕の理想を活かしてい
くという目的を持つ。会員の役割には、ロータリ
ーの理念に従って自分自身を律し、事業を行う事
が含まれる。
3、ロータリーの第三部門である社会奉仕は、クラ
ブの所在地域または行政区域内に居住する人々の
生活の質を向上させるために、時には、他の人々
と連携してロータリアンが行うさまざまな活動か
らなる。
4、ロータリーの第四奉仕部門からなる国際奉仕は、
国際理解、親善、平和を推進するために、会員が
行う活動からなる。この様な推進は、読書や文通、
さらには、他国の人々を助けるクラブのあらゆる
活動やプロジェクトに協力することを通じて、他
国の人々とその文化、習慣、業績、願望、問題に
対する認識を培うことによって行われる。
※ 推奨ロ−タリ−・クラブ細則・第8条
 四大奉仕部門は、ロータリー・クラブの活動のた
めの理念と実践の枠組みである。それは、クラブ奉
仕、職業奉仕、社会奉仕、及び国際奉仕である。