平成19年度 活動報告
     山口県立防府商業高等学校    
           加 島 瑞 穂
 8月の4・5日に徳山で行われたインターアクト地区大
会に参加しました。その2日間で私は様々な体験をす
ることができました。
 中でも回天記念館の見学は印象的でした。“回天”
という名の、人間魚雷については浅い知識しかなか
ったので、記念館の館長である高松さんのお話を聞
けたのは貴重な経験となりました。そのお話の後での
見学は、更に戦争の悲惨さを身にしみて感じることに
繋がりました。
 高松さんのお話のおかげで、今の時代では考えら
れないことですが、昔は今の私たちと同じ年齢の人た
ちでも「お国のために命を捧げる」という考えが現実
にあったんだということを改めて思い知りました。高松
さんの友人であった方たちは、人間魚雷に乗り込めば、
もう帰って来ることはできないとしりながら、「言い残す
ことはありません。」という男らしさを持っていたんだな、
と感銘を受けました。
 しかし、やはり戦争というものは無意味な殺し合い
であるということも感じました。人間魚雷に乗り込めば、
自分の命を落とすだけでなく、自分の両親・兄弟・恋
人にまで悲しませてしまうことになるということが、高松
さんのお話から身にしみて感じました。
 ホテルに戻ってからは生徒交歓会が行われました。
正直最初は、人見知りの激しい私にとって、他校のイ
ンターアクターの方と夕食を食べたりゲームをしたりと
いうのは抵抗がありました。しかし、実際に始まってみ
てからは、とても楽しい時間を過ごすことができました。
通っている高校も年齢も違う方と交流して、色んな話
を聞くことができ、ジェスチャーゲームを通して、仲を深
めることができました。そのおかげで新しい友人を作る
こともできたので、私的には、2日間で最も楽しい時間
でした。
 地区大会は、2日間という短い時間でしたが、私に
とってとても有意義な時間となりました。これからこの
2日間の経験をもとに、インターアクターとして、頑張っ
ていきたいと思います。 
第31回インターアクト地区大会報告書
     山口県立防府商業高等学校
          長 瀬 智 子
 私たちは8月4日、5日に行われたインターアクト地区
大会に参加させていただきました。様々な学校からた
くさんの生徒が参加しておりとても楽しい活動となり
ました。
 1日目は開会式を終え、回天記念館初代館長高松
工さんのお話を聞かせていただき、私たちも回天記念
館の見学をさせてもらいました。私は、人間魚雷や戦
争についての知識があまりなく、戦争なんてただ無意
味で悲しいことだと思っていただけだったのですが、
戦争の現実を目の当たりにして、戦争をしていた人は
望んだ訳ではなく、それでも「國のために」と自らの命
を犠牲にした人達を英雄だと思え、それと同時にとて
も悲しくなりました。私たちが当たり前だと思っている
今の平和な生活は、この戦争の犠牲となった人達が
あってこその平和だと強く実感し、犠牲となった人達
の写真を見て、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 夜の生徒交歓会は、違う学校の生徒同士でグル
ープになり、食事やゲームをするというものでした。私
は知らない人たちに溶け込むのが少し苦手で話せる
までに時間がかかりましたが、少しずつ親しくなれ、楽
しい時間を過ごせました。ゲームは各グループでジェ
スチャーをし、当てるというもので、人前でのゲームは
恥ずかしく嫌だと思っていましたが、皆の楽しんでい
る姿を見てそんな思いはなくなり楽しめました。
 個人的にバイキングの料理がとても美味しく、ホテ
ルも一人一部屋と豪華で驚きました。
 2日目のグループワーキングは昨日の生徒交歓会で
一緒になった生徒との活動で、“自分の夢”“自分の
やりたいこと”などを付箋に書き、それを大判用紙にま
とめるというものでした。この企画は今までになく面白
いもので楽しめました。私たちのグループは「寝たい」
地球温暖化を止めて欲しい」「東京へ行きたい」な
ど様々な願いがあり、それを「欲深く将来を考える自分」
という題名でまとめました。他のグループもたくさんの
願いや思いがあり、皆の願いが一つでも多く叶うとい
いなと思います。
 この2日間の大会は私にとってとても良い経験にな
りました。「命の大切さ」や「交流の楽しさ」など色々
なことを学び、感じることができました。この地区大会
を開催して下さった徳山工業高等学校専門学校イン
ターアクトクラブの皆さんをはじめに、この大会を支援
して下さった方々へ改めて感謝します。この経験をも
とにこれかの活動をより良いものにし、頑張ろうと思い
ます。