今、私が思うこと

         橋 本 康 弘
 
 「地球温暖化防止」ここ数年よく耳にする言
葉です。1997年の「京都議定書」において、わ
が国日本も2008年から20012年の期間中に、温室
効果ガスの排出量を1990年を基準にして6%削
減しようと目標設定されました。しかしながら
現状はというとマイナス6%どころか、プラス
8%になっております。
 今年から、プロ野球においてもこの「地球温
暖化防止」について対策がとられました。取り
組みの第1は、試合時間の6%短縮。京都議定
書で定めた日本の地球温暖化ガス削減目標の6
%にちなんで、今季の公式戦で、過去10年の
1試合平均3時間18分を12分短縮すること
で、使用電力量に換算して年間約37万600
0キロ・ワット・アワー削減の効果があるとい
うことです。
 目標が達成できなかった場合は球界として
CO2排出権を購入する。このために、2分1
5秒以内の攻守交代、投球間隔15秒の励行な
ど、選手らの心がけの積み重ねで時間短縮を目
指す。各球団でも、雨水の有効活用や太陽光発
電の採用など、温暖化防止の独自の目標を掲げ
た。
 防府市内のおいてもすでに取り組んでいる企
業は多数あります。では、個人として何が出来
るか?例を挙げてみます。
・冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低
く設定する。
・週2日往復8kmの車の運転をやめる。
・1日5分のアイドリングストップを行なう。
・待機電力を50%削減する。
・シャワーを1日1分家族全員が減らす。
・風呂の残り湯を洗濯に使いまわす。
・ジャーの保温を止める。
・家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の
利用を2割減らす。
・買い物袋を持ち歩き、省包装の野菜を選
ぶ。
・テレビ番組を選び、1日1時間テレビ利用を
減らす 中でも、家族が同じ部屋で団らん
し、暖房と照明の利用を2割減らすだけで年
間238kgCO2の削減になるそうです。
 「地球温暖化」今すぐにどうこうなるとは思
いません。ただ我々の子ども、孫たちのために
も一人ひとりが少し意識改革をして地球温暖化
防止に努めていくべきではないかと考えます。