あと… もう少し

         幹事 倉 員 謙 作

  
 長い一年が終わろうとしています。終わる頃
に「あっという間の一年」と表現したりしますが、
防府RCの幹事は「長い充実した一年」という表
現がぴったりのようです。
 まずは今年一年皆様のご協力を得て、なんと
か無事大役を終えられそうであることに関し、
とても感謝しております。
 今年度の柳会長のテーマ「飢餓と食糧」は、
とても時節を得たテーマだと思いました。
 現在の飽食の日本では「飢餓と食糧」はピン
ときませんが、「食」問題を実感してもらうきっ
かけになればと例会の食事を時々「昭和40年代
の学校給食」にしてみました。
 私の世代には「懐かしい」ものでしたが「給食」
は食べたことがない、という方もいらっしゃっ
たと思いますので、最後の例会食事は今年度の
仕上げに、そのような方に向けて「戦時中の食事」
というものを再現させていただきました。「すい
とん」というものは私自身食べたことがないの
ですが、いかがでしょうか?懐かしい味になっ
ているでしょうか(笑)
 この一年を通して自分の力で出来る範囲のこ
とはやったという満足感はありますが、今年度
会員が減ったのは、残念でした。全体の増強も
できませんでしたが、「新入会員」を入会させる
ことができなかったというのは、クラブ運営的
にも反省すべき点でした。今、次年度の取り組
みを拝見するにあたり、新年度の新入会員が毎
週のように発表されることに関し、ただただ脱
帽しております。次年度は「行動力」の点で、
すごいパワーを持っているような印象を受けて
います。
 そのようなことを見るにつけ、各年度で会長・
幹事・理事役員の組み合わせでクラブの特徴が
変わることに感心しております。このことはそ
れだけ防府RCには多様な人材が豊富であるとい
うことの証明でしょう。幹事を経験して思うこ
とは情報が集中する役職を通して諸先輩の方々
の様々な意見を聞くことができることの素晴ら
しさです。ときには意見に翻弄されることもあ
りましたが、その分RCのことをよく考えること
ができました。個性的で多様な意見がまじりあ
って防府RCの伝統が出来上がっているのだなと
思います。
 準備段階も含めて約一年と二カ月、とてもよ
い経験をさせていただきました。
 感謝の念とともにあと2週間を無事に終えた
いと願っております。有難うございました。