「がんばれ!山口県!」

          河 村 高 志
 例年に無く大雪の年となった冬も終わり、梅
の花も咲き始め、一雨ごとに春らしくなってい
く季節になりました。
 スポーツをするよりも見るほうが好きな私に
とっては、さまざまなプロスポーツの開幕も近
くなり、わくわくするようなシーズンのはじま
りです。
 一方アマチュアスポーツも、今年県内で国民
体育大会が開催されます。国体の話題になる
と、母は「前の時にはあんたがお腹の中に居っ
て、天皇陛下をお出迎えするために、大きなお
腹をかかえて沿道に立って小旗をふったん
よ。」と懐かしそうに話しています。
 国内トップレベルの試合が身近で見られるの
で、こちらも大変楽しみです。
 ただ、ここにきて降って湧いたような選手の
登録問題。背景には開催県の天皇杯獲得至上主
義の是正をする等の国体改革の為との事です
が、実際はどこの地方も財政が悪くなってきて
おり、一度天皇杯を獲得したところは再度の獲
得の為に余分なお金を使いたくないという思い
が強くなってきているのでは、と勘繰ってしま
います。
 これも事業仕分けの一環なのでしょうか。改
革も大切ですが山口県人の一人としては、「そ
んな問題今に始まったことじゃないだろう、や
るならふるさと選手登録問題など起こらないで
あろう2 年後の東京大会からやればいいの
に。」と思ってしまいました。
 とにかく、前回開催したときは自転車競技
石川県が写真判定で4位になったために東京都と
0.4ポイント差で準優勝となってしまい、もし石
川県が同着3位だったら0.1ポイント差で逆転優
勝していたというくらい惜しかったと聞いてい
ます。
 悲願の天皇杯奪取に努力されている山口県
手の皆さんには、今回の事件に負けずにがんば
ってもらいたいと思いますし、私もしっかり応
援したいと思います。「がんばれ!山口県!」