R L I の現況

        南 園 義 一
 
 The Rotary leadership Institute (RLI)について、現況を報告します。
 皆様ご存じのように、RLIはクラブの活性化と発展を期待して、1992年に設立された活動プログラムですが、その後、RLIの目的と趣旨が世界中のロータリアンに理解され、次第に順調に発展しました。
 2004年の規定審議会では、RLIをクラブのパイロット・プログラムとしてRI理事会に要請するよう、決議されています。その後、RLIはさらに急速に発展し、2011年1月現在では、146ヶ国の地域に259の地区がRLI活動を展開しています。
 日本では、私を中心に5人のPDGが集まり、ロータリー研究会の時に準備委員会を開催して、RLIの活動が始まりました。現在では、私たちのD2710を含めて、青森のD2830から鹿児島のD2730まで7地区が活動中であり、次年度は更に10地区以上が参加する予定です。
 その上、RLIの世界本部で、世界中の地域支部の大多数の賛成を得て、2013年の規定審議会に、「RI理事会がRLIとして公式に承認し、RLI活動を正式のロータリー・プログラムとして認める」活議案を提案する手筈になっています。
 これには、日本の大方の地区やクラブが賛同の動きを表明しており、田中作次・2012〜2013年度RI会長も賛意を示していますので、RLIが「RIの公式活動」として認められるようになる日も近いと思われます。
 皆様ご承知のように、国際ロータリーの基本構成はロータリー・クラブであり、今程、各ロータリー・クラブの自主性と活性化が問われていることはありません。そのためには、各ロータリアンが自主的に活動し、努力し合うことが
肝要です。これらのクラブ活動を支援し、共に同じ立場で研修し合うのがRLIの目的です。
 どうぞ、防府クラブの皆さんは、RLIを充分に理解し、積極的に活動してほしいと思います。