奉仕プログラムの周年に想う

          近 藤 宏 一
 
今年度の活動も後半に入り、クラブ創立55周
年の諸事業も、これから本番を迎えるが、ほか
にも、今後、考慮のすべきものがあります。
?「防府あすなろ
ロータリー地域社会共同隊」のこと
 あすなろの起源は1959年11月10日の理事会記
録「企業内訓練実施の件(第3代目毛利元道会長
年度のこと)」に始まる。そして第4代目の藤本
作一会長年度の1 1月7〜1 1日の4日間にわたり
T.W.I.企業内訓練「人の扱い方」、引続き2月21
〜24日の4日間、「新しい人間関係のあり方につ
いて」、さらに5月14日〜18日の5日間、「仕事
の教え方」のタイトルでT.W.I.が行われていま
す。
(注)この時期は昭和34年〜35年、岸首相が安
保改定後に退陣、池田勇人首相が、いわゆ
る「所得倍増計画」を推し進められる時期
にあたる。いま一つ角度を変えて言うなれ
ば、この年防府市にも青年会議所が発足
し、県内の大手企業から講師を招き、経営
の合理化・近代化などの講義を受け、日本
がまさに二ケタ成長期に突入した時代でも
ある。
 防府ロータリークラブでも職業奉仕の一環と
して会員各企業から一人ずつ管理職を出し、上
記のような労務管理主体のT.W.I.研修を行った
のが事の始まりである。
 その後も散発的にT.W.I.は開催されたが、こ
の優秀なメンバーを散逸させるに忍びない…と
いうことで「あすなろ会」の名のもとに正式に
発足させたのは1965年4月30日である。
 その後「あすなろ会」は同じ名前の会が「全
信連」(信用金庫の全国組織)のなかに出来たの
で、「あすなろクラブ」と改名し、1993年に至
国際ロータリーが推奨する「ロータリー地域
社会共同隊(RCC)」へと移行し、その後は国際ロ
ータリーの正式推奨プログラムにのっとった奉
仕活動へと変身し今日に至る。
 最初のT.W.I.からは昨年が50周年にあたる
し、数年内にあすなろ会の発足50周年、そして
RCCへの改組の20周年などがやってくる。
?「インターアクトクラブ」関連のこと
 さらにインターアクトクラブ活動も周年記念
がやってくる。
 1963年に創立の防府商業IAC、1973年創立の高
川(多々良)学園高校IAC。ともに50周年と40周年
を迎える。関係各位には、それぞれへの対応を
見のがさないようお願いしたい。