創立55周年記念式典にあたって

                     
         防府ロータリークラブ
         会長 井 藤 憲 彰

 昨年7月に会長就任して以来ほぼ11ヶ月、速か
ったのか、長かったのか、誰に聞かれても返答に
窮します。正直に言って長いようでもあり、短
かったようでもある1年間でした。
 この心模様は多分幹事の加藤君も同じだろう
し、副実行委員長の田中君も同じでしょう(人の
心の中を詮索するのは良くないかもしれません
が…)
 ただ言えるのは、会長に指名されて以来の
日々はとても長かったということです。ロータリ
ーは一年半以上前に指名されるので長く感じる
のは当然のことですが、こと今年度に関しては
55周年という記念すべき年度であったというこ
とがそう思わせるのでしょう。
 過去の周年の記念事業を振り返りつつ、今日
に相応しい記念事業はいったい何かと思いなが
らの日々に起こったのが昨年、東日本を襲った
地震であり津波でした。あれだけ大きな被害を
出した東日本の状態を無関係に記念事業はあり
得ない、そのことは確信の中にありながらも、
確定が難しい状況でした。
 そんな中、実行委員会で決まったのが未来を
託す青少年を対象にした講演会でした。そして
決まったのが我喜屋 優氏、畠山 重篤氏、岡
村 定矩氏の三氏でした。そして終始気になっ
たのが聴講の人数でした。人数で講演の成功、
不成功が決まるとは思いませんが、気にせずに
はおれないのも人数でした。
 今、その三つの講演会を終えて思うのは、会
員の努力の結果であるとの感謝の思いです。
 今日は、また新しい防府ロータリークラブ
「未来へ」一歩踏み出す日ではないでしょう
か。気持ちを新たに「一歩ずつ」前に進みまし
ょう。