アテネに行ってきました!

          澤 田 健 規

 何でアテネに行ったのか?
 私が代表幹事を務める「徳山中金ユース会」
の研修視察旅行で行ってきました。この会は昨
年40周年を迎えました。ちなみに、全国で二番
目に設立された由緒ある会です。
 徳山中金ユース会は、2年に一度海外視察旅行
を行っています。会の代表として、このご時勢
海外はいかがなものと思慮していましたが、昨
年全国で最初に設立された「岡山中金ユース会
議」の40周年式典に招待されました。そこで、
「ユース会」設立の経緯を時の日銀岡山支店長
緒方様(緒方貞子さんのご主人)より伺いまし
た。
 40年前世界の金融情勢はニクソンショック
そして、為替は変動相場制へと変わっていっ
た。日本経済を支えているのは今も昔も、地方
の中小企業である。世界の工場として輸出によ
り日本経済を支えていた状態に、大きな変化と
試練が押し寄せてくるのは、目に見えていた。
当時の中小企業の経営者たちには、変化に対応
できない。そこで、次代を担う後継者や若手経
営者に、国際社会に対応できる人材育成のた
め、緒方支店長と商工中金岡山支店長が、地元
経済人と協議し「岡山中金ユース会議」を設立
しました。その4ヵ月後に徳山は設立しました。
 ユース会は「現地・現物・現品」の超「現場
主義」です。ユース会設立の趣旨は前述したと
おり、世界経済の現場に立ち、自分の立ち位置
を見直すということでした。
 そこで、代表として海外へ行けるチャンスを
会員から奪ってはいけないと確信し、アテネ
行きました。
 なぜアテネなのか、勘のよい方はお気づきか
もしれませんが、説明いたします。
 ギリシャ発の世界経済危機の現場に行こうと
いうことです。訪問記は紙面の関係で割愛しま
すが、結論から言うと「ギリシャギリシャ
でした。
 お読みいただいた方は、旅行記でなくがっか
りされたかと思いますが、アテネの落ちを一
つ。 「現地日本人ガイドが、群馬県人でした
!」