下関地区大会に参加して

           西 村 健 治

 この度、初めて地区大会に参加させて戴きま
した。山口県で一番広い会場である、マリンメ
ッセ下関でしたので、アトラクション、本会
議、懇親会と充実した運営が行われたと思いま
す。
 総勢1,700名の山口・広島の会員が集う地区大
会で、皆さんといっしょに下関を味わうことが
できました。素晴らしい経験でした。
 まず、御来賓の方々のオーラを感じさせる
華々しさ。また、奨学生の紹介で、米山奨学生
制度の国際貢献を肌で感じられました。
 私は新入会員ですので、沖田ガバナーと、ロ
ータリー財団久笠さん等との白熱したパネル議
論が、開かれたロータリーの実感であること
は、その時はわかりませんでした。しかし、優
秀な弁護士同士の論争の迫力は伝わりました。
ロータリーの組織の華やかさと、社会性が強く
印象に残りました。
 私事ですが、翌日朝から、事務所の掃除を念
入りに致しました。記念講演で、イエローハッ
トの鍵山秀三郎さんの清掃のお話を聞いて、明
日はスッキリしようと決めていました。
 鍵山さんの謙虚で、掴みの上手なお話を聞い
たお陰様で、身の回りがきれいになりました。
会社を創めて多少年月が過ぎると、必要と思っ
ていたものも、徐々に自分にとっても、会社に
とっても不必要なものになるものだと痛感しま
した。
 鍵山さんは、いろいろ難しい格言を話されま
したが、印象に残った言葉として、やっておい
て良かった。というごく簡単な言葉でした。や
っておけば良かった。は、後に悔いを残す言葉
だとのこと。後悔しない様に、やっておいて良
かった。といつも思える一歩先の取組みを実践
したいものです。
 最後に、初めての地区大会は、ロータリーの
組織、歴史を実感するものでした。先達が築か
れた組織を、時を重ねて成長させ守っていくこ
とは素晴らしいことであり、プレッシャーと責
任のあることです。理念がしっかりしているか
らこそ、また関わってこられたロータリアンが
優れているからこそ、本物の世界的な組織に発
展されたのだと思います。私も同じ空間にいる
ことができて嬉しく思います。
 来年の開催は、福山です。翌日福山の仕事を
予定して、ぜひ参加したいと思います。
 ありがとうございました。