私の背番号物語

           東  佳 範

 2日のスポーツ新聞でジャイアンツの中井選手
の背番号が36番に変更になったと言う記事を見
た。
 ジャイアンツの36番は?と聞くと誰を想像す
るであろうか?
 長島一茂ではない。ジャイアンツの36番は
国松 彰である。
 V9時代前期の外野手で主に2番、時には1番を
打っていた。
 トレードマークはメガネ。引退後はコーチ、2
軍監督を務めた。
 奥様の実家は自由ヶ丘の老舗和菓子店の亀谷
万年堂。
 王選手の「亀屋万年堂ナボナはお菓子のホ
ームラン王です」のCMはあまりにも有名であ
る。地方ではこのCMはやっていたのかな?
 このCMの誕生は国松選手が絡んでいる。そし
て後年亀屋万年堂の社長に就任したとの事(現
会長である)。
 私はロータリーの野球部では14番を背負って
いる。
 これは私にとって思いが詰まった背番号であ
るが、もし剥奪されるようだったら迷わず36番
を付けるであろう。
 私は50年間アンチジャイアンツだけど、幼少
時のジャイアンツファンの記憶が背番号に表れ
ているみたいだ。
 来期の広島カープの36番はサウスポーの斎藤
悠葵投手が背負うみたいである。
 やっぱり36番はバッターでしょうと思う。