財団支援の模範を示す

       2013〜14年度
       ロータリー財団管理委員長
             李  東 健
 
1月は、「ロータリー理解推進月間」。世界で
もっとよいことができるよう、ロータリーに対
する理解を深める機会です。私たちのよい活動
が知られれば知られるほど、私たちはより多く
の良い活動ができるようになります。
 ロータリー財団のおかげで、危急の時にはロ
ータリーを頼りにできるということは世界中の
人が知っています。ですからロータリアンは、
私たちの財団を理解し、推進するとともに、こ
れからも確固たる財団であるよう支援する責任
があります。
 その上で最も大切なことは、ロータリアン一
人ひとりが財団に寄付して財団支援の模範を示
すことです。自分自身が財団を大切だと考えて
いなければ、ほかのロータリアンに財団を大切
にするよう頼むことはできません。
 ロンD.バートンRI会長「ファーストクラス」
という推進活動は、そのよい例です。今年度、
世界中のガバナー一人ひとりが、個人の名前で
ロータリー財団に寄付を行いました。これは、
すべてのロータリーリーダーが模範とすべきも
のだと考えます。どのようなことでも、自分が
実行していないことを人にお願いすることはで
きません。
 「世界でよいことをしよう」は、常にロータ
リー財団の目標ですが、ロータリーはそれを達
成するためのスキルと人的ネットワークを十分
に備えています。そのため世界の人々からの信
頼もあり、目標を達成することは私たちの重大
な責任として考えています。
 財団に寄せられた寄付を1ドルも無駄にするこ
となく世界をよりよいところにするために、私
たちは一生懸命活動しています。ロータリアン
の創造性、構想力、そして財団支援の熱意をも
ってすれば、その可能性は無限と言っていいで
しょう。
 私は皆さんに創造性、構想力があるのを知っ
ています。だからこそ、世界のニーズに応える
ために皆さん自身がロータリー財団への支援を
して下さいますよう、ほかの方にも同様に支援
を呼びかけていただくようお願いいたします。
そうすれば、私たちの支援を必要としている世
界でより多くのことができるようになるでしょ
う。
(ロータリーの友  1月号より)