ロータリーに関する自説

    第2710地区
     沖 田 哲 義 ガバナー(下関RC)
 
昨年12月のロータリー研究会で、同期のガバ
ナー二人とともにパネルディスカッションのパ
ネリストになりました。
 そこで、私はロータリーに関する「自説」
(ただし、私自身は完全に普遍的な説だと思って
いるのですが)を長々と述べました。
 すると、隣にいたパネリストの一人、第2760
地区の田中正規ガバナーが、笑いながら小さい
声で「また、沖田ワールドに入ったね」とささ
やき、私を冷やかしました。全くけしからん同
期です(笑)。
 このとき述べた自説の一つが、奉仕の理念
(理想)とは国際ロータリーの第2標語と第1標語
を合わせたものであるという説です。
 すなわち、The Ideal of Service とは、One
Profits Most Who Serves Best Above Self で
あるというものです。
 これを、日本語に訳せば「奉仕の理想とは、
自己を抑制し、最良の奉仕を行って、最大の利
益を得ることである」ということになります。
もちろん、この利益とは精神的利益を含みま
す。
 そして、何よりも重要なことは、このような
奉仕の理念は、五大奉仕の全てに当てはまると
いうことです。
 要するに、職業奉仕はもちろんのこと、対外
的活動である社会奉仕、青少年奉仕及び国際奉
仕にも当てはまるのですが、ロータリアンが個
人として活動する場合も、あるいはまたクラブ
として団体で活動する場合にも当てはまるので
す。
 このような奉仕の理念は、未来永劫変えては
ならないものです。しかし、その理念に基づく
活動の対象や範囲は、その時々の時代の要請に
よって変化します。
 例えば「6つの重点分野」がそうです。しか
し、この6 つの重点分野といえども、O n e
Profits Most Who Serves Best Above Self か
ら導き出されるというのが、これまた私の持論
の一つです。
 この持論は、損益計算書を援用した「最小奉
仕→効果的奉仕→最良奉仕→最大利益」という
理論が基になるのですが、これを説明するには
誌面が足りません。  (ロータリーの友5月号より)