両立支援普及促進セミナーを受講して

                        
          入 江 弘 幸

 バブル経済崩壊後、終身雇用、年功序列
基本とする従来の正規雇用中心の経営が変容し、
雇用形態の多様化がみられ始めています。
 正規、非正規、社員の比率が変化し、それに
伴う雇用形態の変化も顕著になってきていま
す。
 このような人材や雇用の多様化は、勤務形態
や労働意識の変化を生み、それぞれの年齢や生
活状況に沿ったライフステージによる「働き
方」も注目されるようになっています。
 企業側からも人材の確保、生産性の向上、自
己啓発など労使双方にとって利益につながる雇
用形態や仕事内容へと見直す動きがみられるよ
うになっているようです。
 これからますます労働人口が減少していく
中、女性や高齢者への雇用対策を含め、考え方
も時代の変化に対応できるものへと変えていく
必要性を感じました。
 このセミナーを受講して、ワークライフバラ
ンスへの考え方や取り組みが労使双方にとって
お互いに好環境をもたらす活力ある組織づくり
に重要であることを強く感じました。
 当社もワークライフバランスへの社員への承
知、仕事と生活の両立、また仕事と育児の両立
に躊躇することがないようなより良い職場環境
をつくらなければいけないと改めて感じていま
す。
 今後も話し合いのなかで、業務の事情と社員
の希望を考慮しながら、職場環境を改善してい
きたいと思います。